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2016.11.15

タイムリミットがあるって知ってた!?「ワーキングホリデー」について徹底解説!

語学の勉強だけでなく、働きながら海外で生活できることが魅力のワーキングホリデー。実は、さまざまな制限があるってご存じでしたか? ワーキングホリデーの条件や行ける国、手続き方法など、ワーキングホリデーの基本についてご紹介します。※以下の情報は2016年10月現在のものです。

行ける年齢や国が限られている!?

日本人でワーキングホリデーができるのは、16の国と地域

まずは、「どこの国でワーキングホリデーができるのか」を見ていきましょう。日本では、1980年にオーストラリアとの間でワーキングホリデー制度が開始されて以来、現在は16の国と地域との間で導入されています。ワーキングホリデービザの年間発給枠数はそれぞれの国・地域で異なり、制限が設けられているところもあります。

【日本との間でワーキングホリデー制度を導入している国・地域/ビザの年間発給枠数】

■オーストラリア/無制限

■ニュージーランド/無制限

■カナダ/各々6,500

■韓国/各々10,000

■フランス/各々1,500

■ドイツ/無制限

■英国/各々1,000

■アイルランド/各々400

■デンマーク/無制限

■台湾/各々5,000

■香港/各々1,500

■ノルウエー/無制限

■ポルトガル/無制限

■ポーランド/各々500

■スロバキア/各々400 ※平成29年以降の発給枠

■オーストリア/各々200

アメリカがないことはちょっと驚きですね。発給枠が少ない国もあり、フランスや英国など、人気が高いにもかかわらず発給枠が少ない国は、抽選で当選しなければビザの申請は不可能です。フランス・英国以外だと、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの人気が高いようです。

ちなみに、日本のワーキングホリデービザを取得する外国人は、合計で年間約1万人いるそう。ワーキングホリデービザで日本に滞在している外国人で一番多いのは韓国人で、2,500人弱にのぼるそうです(2015年6月現在)。

タイムリミットは30歳!

アタリ【ワーホリB】10736003754.jpgワーキングホリデー制度を利用するためには、ワーキングホリデーのビザを取得しなければなりません。行く国や地域によって多少異なるそうですが、ワーキングホリデービザの基本的な発給条件を見てみましょう(外務省サイトより引用)。

■相手国・地域に居住する相手国・地域の国民・住民であること

■一定期間相手国・地域において主として休暇を過ごす意図を有すること

■査証申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること

(オーストラリア、カナダ、韓国へワーキングホリデーする場合は、18歳以上25歳以下。例外あり)

■子又は被扶養者を同伴しないこと。

■有効な旅券と帰りの切符(又は切符を購入するための資金)を所持すること

■滞在の当初の期間に生計を維持するために必要な資金を所持すること

■健康であること

■以前にワーキングホリデー査証を発給されたことがないこと

なんと年齢制限が! いくつになっても発給できるというわけではないんですね。ワーキングホリデーに興味がある…という方は、早いうちに検討したほうがよいかもしれません。

ビザの申請手順は国によって異なりますが、オーストラリアのようにすべてオンラインで済ませることができる国もあります。必ず協定国の大使館や領事館などの公式サイトで「ワーキングホリデービザ申請要項」を確認し、手続きをしましょう。自分で申請するのが大変…という場合は、代行業者に頼むという手もありますよ。

ワーキングホリデーと留学の違いは?

ワーキングホリデービザの魅力は、観光・就学・就労の自由が利くうえに、ほかのビザと比較して簡単に取得できる点です。「普通の語学留学と変わらないのでは?」と思われることもありますが、ワーキングホリデーと語学留学には大きな違いがいくつかあります。

ひとつは、現地で就労できるか否か。語学留学の場合は現地の学校に通い、徹底的に語学の勉強をすることが目的で、アルバイトなどの就労は禁止されている国がほとんどです。

前述の発給条件にもあるように、ワーキングホリデーは一生で1回しか対象の国・地域へのビザが発給されない…という点と、年齢制限があることも、語学留学との大きな違いです。そして、ビザの有効期間内であれば、渡航先の国・地域への出入国が自由なワーキングホリデーですが、留学はそれが許されていません。

ワーキングホリデーは“休暇”であることが大前提で、その国の文化や生活について知ることが目的です。だから近隣諸国への旅行も自由にできてしまいますし、かなり使い勝手がいいビザといえるでしょう。

ビザの有効期限と就労可能な期間

基本的には1年間

ワーキングホリデービザでの滞在可能期間は、一部の国・地域を除いては発行から1年間です。英国は2年で、オーストラリアは「セカンドワーキングホリデー」を申請すれば、2年間に引き伸ばすことができます。

就学・就労できる期間には制限が!

滞在中、就学・就労できる期間には限りがあります。滞在する国・地域によってその期間の長さは異なります。以下にまとめてみました。

【主なワーキングホリデー先で就学できる期間】

■オーストラリア…4カ月まで

■ニュージーランド…6カ月まで

■カナダ…6カ月まで

■韓国…無制限

■フランス…無制限

■ドイツ…無制限

■英国…無制限

■アイルランド…無制限

■デンマーク…6カ月まで

■台湾…6カ月まで

■香港…6カ月まで

■ノルウエー…無制限

■ポルトガル…無制限

■ポーランド…無制限

■スロバキア…不明

■オーストリア…不明

 

【ワーキングホリデー先で就労できる期間】

■オーストラリア…同一雇用主のもとで6カ月まで(※北部は12カ月まで)

■ニュージーランド…無制限

■カナダ…無制限

■韓国…同一雇用主のもとで3カ月まで

■フランス…無制限

■ドイツ…無制限

■英国…無制限

■アイルランド…無制限

■デンマーク…6カ月まで

■台湾…同一雇用主のもとで3カ月まで

■香港…同一雇用主のもとで3カ月まで

■ノルウエー…同一雇用主のもとで6カ月まで

■ポルトガル…無制限

■ポーランド…無制限

■スロバキア…不明

■オーストリア…不明

なかには3カ月しか働けない国・地域もあるので、滞在先で就労せずに暮らしていけるだけの、ある程度の資金を事前に用意しておく必要がありそうですね。

 

資金はどれぐらいあれば安心?

アタリ【ワーホリC】10487001245.jpg

目安は100〜120万円

前述の通り、就労期間に制限が設けられている国・地域も多数あるので、ある程度の資金は事前に用意しておかなければ滞在先での生活が成り立ちません。初期費用の項目についてまとめてみました。

■ビザ申請料

■航空券代

■滞在先での数カ月分の生活費用

■海外旅行保険費用(必要な場合)

■語学学校の学費(通う場合)

ビザの申請料や物価は滞在する国・地域によって異なります。また、滞在する目的や期間によってもかかる費用は変わってきます。とはいえ、だいたいの目安としては100~120万円ほどの初期費用を用意しておけば問題ないでしょう。滞在中一切働かない場合は、当然ですがそれ以上の予算が必要です。

低予算で渡航してしまうと、“生活が安定せず、お金が底をついて途中帰国”なんてことも。そんな事態にならないように、資金は多めに用意しておいたほうがよさそうです。

人気国で費用の目安を算出

1年間の滞在でかかる費用の目安を、人気国でご紹介します。

【オーストラリア】

■初期費用(ビザ申請料・渡航費・保険料など):30万円

■滞在費用:72万円(月6万円程度)

■生活費:60万円(月5万円程度として)

■アルバイト代:60万円(月10万円として×6カ月)

合計:102万円程度

【イギリス】

■初期費用(ビザ申請料・渡航費・保険料など):35万円

■滞在費用:96万円(月8万円程度として)

■生活費:72万円(月6万円程度として)

■アルバイト代:100万円(月10万円として×10カ月)

■学費(語学学校に3カ月通う場合):45万円(月15万円として×3カ月)

合計:148万円程度

いかがでしたか? 一生に一度でしか体験できないワーキングホリデー。興味がある方は、早めの検討をオススメします!


参考:

外務省

留学くらべ〜る

日本ワーキング・ホリデー協会

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