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2016.11.22

明日から仕事に活かせる!ビジネスに役立つ大人のための記憶術

記憶術というと、「学生時代の勉強に必要」と思いがちですが、取引先や担当の方の名前を覚えたり、プロジェクトの複雑な経緯を覚えておいたりと、ビジネスでも記憶力が試されるシーンはよくあります。さらにいえば、ビジネスシーンでの記憶術は、丸暗記するのとは別のテクニックが必要なのです。今回は、そのようなビジネスに活かしたい大人のための記憶術をご紹介します。

名前を忘れないようにするためには?

社会人になると、たくさんの人と会うことが多くなり、それだけ人の名前を覚える回数も増えます。名前はいったん名刺交換をしたときに覚えますが、その後、何度も会っているのに、いざというときに思い出せなくなることも。これは、その後にたくさんの人の名前を記憶しているうちに優先順位が低くなってしまったためです。

これを防ぐには、その人と会っているときに、相手の名前を呼びかけて、意識的に復習する回数を増やすとよいでしょう。初対面時にこれをくり返せば、記憶はより脳にとどまることになります。

また、会ったときの視覚的状況をビジュアルとして記憶しておくのも、ひとつの方法です。会った場所はどこだったか、相手はどんな服装だったかなども名前とセットにして画像や映像のように覚えます。すると、セットにして覚えたことが名前を思い出すきっかけにもなるのです。そのほか、メールを送るときにあえて会社名とフルネームを書いて、それを何度もやって脳に覚えさせるという方法もあります。もちろんこれらを組み合わせるのもよいでしょう。

記憶したいものはエピソードにして覚える

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子どもと大人の記憶方法の違いを知ると、どう記憶すべきかがわかります。子どもは、記憶するときに名前と簡単な情報をセットにした「意味記憶」で覚えます。9歳までは論理的な思考力が育っていないため、丸暗記するようにしか記憶できないからです。しかし、10歳を超えるようになると論理的に物事を考えられるようになります。すると、物語性を重視した「エピソード記憶」として覚えられるようになります。

大人になり、仕事をするようになって、複雑な時系列を覚えなくてはならなくなると、この「エピソード記憶」を実行できるかが重要になります。エピソード記憶にするときには、覚えることの関係性をあいまいなままにせずに、その背景にある物事をきちんと理解することが重要です。そして、物語にするときには重要度の低い情報は削りとることも大切です。覚えるべきことを一度ノートに整理したり、打ち合わせ中にホワイトボードに書いたりすることで、その物語に登場する要素を洗い出し、そのなかで各要素の優先順位をつけながらしっかり理解して覚えるようにしましょう。

記憶をとどめておくためには「復習」が重要

日々の仕事の中で必要とされる記憶は、複雑であることが当たり前です。それに、次から次へと覚えなくてはならないことがどんどん現れます。そのため、一度インプットした記憶だけでは、しっかりと定着させるのが難しくなります。そこで、自分の記憶として留めるために重要なのが「復習」なのです。

脳は、入ってきた情報をメモリー機能である「海馬」に書き込み、重要な情報と判断したものだけを「側頭葉」に転写し、それ以外の情報を捨てているのではないかといわれています。つまり、重要な情報であるということを海馬に印象づけなければなりません。その基準となるのが、繰り返し入ってきた情報であるかどうかということ。つまり、復習をして繰り返して情報を脳にインプットすることが、確実な記憶につながるのです。複雑な情報ほど、復習して思い出す作業をくり返すことが大切なのです。

社会人になると、それまでに記憶したことも多くなっているので、いかに記憶するかと同時にいかに思い出すかも大切になってきます。大人のための記憶術とは、どう思い出しやすく記憶するかがカギになっています。今回の記憶術を参考に、普段から思い出しやすくするための記憶法を意識してみてはいかがでしょうか。


参考:『大学受験の神様が教える記憶法大全』和田秀樹監修/ディスカヴァー・トゥエンティワン

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